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カテゴリ:雲上の世界より( 24 )

つらつらと、十月。

深夜三時過ぎ。

日の出に約二時間先んじて、東京方面・東の夜空に月が浮かぶ。
細い細い三日月。
最初は紅く、次第に白く。

一面真っ白な雲海。
高い山々の頂きが、海原に点在する島のように。
雲海は、雪原にも見え。
見た時ないけど、南極大陸ってこんな感じ?…な昨日の夕方。

今はよく夜景が見えている。
富士吉田・河口湖・山中湖・甲府・御殿場・小田原・平塚・藤沢…湘南方面。
横浜・東京・埼玉・千葉の方面は、夜景に薄く靄がかかり…月の光がぼんやり反射している。。。

無数に煌めく光。
夜空を見上げれば無数の星。
その星を集め流れる大河。一瞬を駆け抜ける流星。

四時過ぎ。
朝が遅くなった。
まだ、少し。朝焼けままだ少し。
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by kenpyan4 | 2005-10-01 04:19 | 雲上の世界より

午前1時。

外気温0度。西の風。

窓から外を見やると、道や屋根になにやら白いモノが吹き溜まっています。

白くて冷たい、それは雪。


昨日の日の出の時間。
真っ白な雲海に高い空も白っぽくて、朝陽を浴びてるそこらの草も気がついたら一面茶色に枯れてるし、

「冬の朝だな~」

と思っていたのです。


天界では、時には7~8月でも降雪があります。
だから今の時期に雪が降るというのも、別にありえなくはないのですがね。

6月の小屋開けの頃、まだ残雪がたくさんありました。
それから約3ヶ月。

短い夏を経て、なんだか季節がひとまわりした感が、ありますね。
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by kenpyan4 | 2005-09-28 02:31 | 雲上の世界より

FM-FUJI

もはやツアーもなくなり、平日は殆どお客さんも登ってこなくなりました。
が、世間では3連休…みたいで、今朝は思い出したようにお客さんがそれなりに上がっていきました。

もう吉田口で開けている山小屋の中でも、うちが一番上になってしまいました。
本来ならばうちの小屋もとっくに閉めている時期ですが、昨年・今年と小屋の改築工事を行っているので、例外的に今の時期も開けています。
この9月は全体に天候が良く、工事は順調に進んで、ようやく先も見えてきました。
10月の初めには、下ることができそうです。

とはいうものの、私の今年の山篭もりは、あさって26日で100日を超えます。
自己新記録…。

ここ「自然な写真」は29日で確か開設1年になるはずですが、いやぁ~、まだ山だったとはね。。。
通常状態に復帰まではいましばらく、といったところです。

さっき、お客さんでFMのパーソナリティーをやってるという方たちが休憩していきました。
番組で富士登山のことをなにかしら喋るとのこと。
聴ける方はチェックしてみて下さい。

今朝は久しぶりの雨。御来光はなしでした。


*FM-FUJI 78.6 80.5 83.0MHz 9月25日PM6:30~
…だったと思う(;^_^A。
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by kenpyan4 | 2005-09-24 06:38 | 雲上の世界より

9月も半ば過ぎ。

もう明日は十五夜だそうですね。
夜の富士山は月明かりに照らされて、ここ2日ほどは珍しい”月の影富士”もでています。

ここ本八合目3400m地点も、シーズン中に比べてだいぶ寒くなってきました。
最近の明け方の最低気温は平均3~4度。
一昨日はマイナス3度まで下がって氷が張りました(*_*)。

山小屋も殆ど閉まり、今開いているのはうちの小屋も含めて建物の改築や道路補修などの工事をおこなっているところのみです。

この時期になっても、意外にお客さんはぼちぼち登ってきます。シーズン中とは比較にならないくらい暇ですが。
感心するのはまだツアーがあることです。だいたい毎日1本(約40人)、今日は土曜日で6本ものツアーが登っていきました。
うち5本は旅行会社最大手JTBのツアー。オフシーズンによくお客さんを集めるものです。
今夜はシーズン中の暇な平日並みの人手でした。

さて、今朝も御来光がでてきました。
雲の高さにもよりますが、このところはだいたい5時20分を過ぎるくらい。
湘南の海から東京・横浜方面、房総半島に至るまで、よく見えてます。
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by kenpyan4 | 2005-09-18 05:42 | 雲上の世界より

落石その2

最近は大きな地震があったりしますが、落石もまた天災のひとつといえるのでしょうかね。

こないだに続いて昨日、また大きな落石をみました。
小屋のひとつを閉める作業をしていたとき、道具をとりに外にでたら、大きな音が。
前回よりさらに規模が大きいように見えました。
それをしばらく見ていいたのですが、終わりの方に落ちていった岩はまさに巨石。
それが大きく跳ねて八合の下に消えていきました。滞空時間が長くて、まるでゆっくりと飛行しているかのように見えました。
今日聞いた話では、大きな岩が吉田大沢の八合目付近で大きく跳ねて、八合目のふたつ目の山小屋の屋根の上を飛び越えて、登山道を横切る形で反対側の別の沢へ落下していったということです。私が目にしたあの巨石だったのでしょうか。
飛び越えたから良かったものの、メーター級のあんな大きな岩が直撃したらと思うと恐ろしいものです。

くわばらくわばら(*_*)。
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by kenpyan4 | 2005-08-30 19:56 | 雲上の世界より

そして台風

現在、天界はとてつもなく暴風雨です。
台風はまだこれから近づくらしいのに、小屋は地震の如く揺れています。

下界の感覚で言ったらまともに直撃されてる感じですかね。
まぁ、毎年天界に居ればそれなりに台風も経験していますので、普通といえば普通ともいえますが。はは。

こういう日は、トイレ(屋外)に行くにもカッパフル装備しなければならず、トイレが近めな私にはいちいち難儀であります。

そしてなにより暇です(-д-)。
なすこともなく、一日中寝ています。ただただひきこもっているしかないのです。
下界と違って、娯楽もろくにないので…こういう時こそゆっくりネットでも徘徊したいものですが…ムリ。

ひそかに入手した「島美人」(芋焼酎)をお湯割りでちびちびやりながら(あまり飲むと、トイレのリスクが…)読書。
眠くなったら寝ます…が、一日寝てるしなぁ~、ぶつぶつ。。。

っといった感じの、台風の富士山3400m地点の夜であります。
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by kenpyan4 | 2005-08-25 20:05 | 雲上の世界より

台風待ちの夜

台風の影響による風雨が、序々に強まってきている深夜。

殆ど登山客も通らない中、ツアーの団体がひとつ、上がって引き返してきて、うちの小屋で休憩して、まだ戻っていきました。
荒天の中出発しても普通は仕方がないのですが(頂上の山小屋は既に昨日から台風に備えて戸締めしており、営業していないようです)、団体の場合は一応出発させて、厳しさを分からせないと納得しないお客さんがいるというのが常のようです。
特に、今現在の登山道はそんなに荒れていない(風雨がまだそんなに強くはない)と登山ガイドさんが言っていたので、尚更でしょう。
こういう時の登山ガイドさんや添乗員さんは、いつも以上に御苦労さまですといった感じです。
下山道の方は、だいぶ風雨が強い様子。
ガイドさんは「今朝は下ろすのにどうしようかな~(登山道と下山道どちらにするか)」と困っているようでした。
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by kenpyan4 | 2005-08-25 03:53 | 雲上の世界より

再びの飽和

前回の記事にも書いたように、もう時期的にお客さんもぼちぼちだろうとたかをくくっていた土曜日。
予想以上に物凄い人出で、またまた飽和状態、を乗り切った朝です。
昨年の今頃一週間は下界に居たので、盆明け後の週末が凄く混むのだということを忘れていました。

富士登山は、本当に平日がおすすめです。
いろいろな意味で。
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by kenpyan4 | 2005-08-21 07:30 | 雲上の世界より

そこに在ったもの

お盆も明けて、八月も後半。
富士山の夏山登山のシーズンも終わりに近づいてきた訳で、次第にお客さんも減ってきました。
とはいっても、夜中の2時くらいには多かれ少なかれ渋滞しているのですがね。

うちの小屋には、お客さんの泊まる建物が3棟あり、その中のひとつが今年立て替えになります。
それで今日、本格的な取り壊し作業がありました。
聞くところによると、大正時代からの建物。
実際、天井も戦前サイズの低さで、私もよく頭をぶつけたものです。
私が夜勤を終え、睡眠に入る朝にはまだあった建物。
午後起きた時には、瓦礫の山と化していました。
約90年の風雪に耐えた歴史も、終わりは僅かに1日。。。

建物に限りませんが、そこに在ったモノや、そこにいた人がいなくなるということ。
なんだか、なんとも表現しがたい感覚がするものです。
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by kenpyan4 | 2005-08-17 20:48 | 雲上の世界より

落石

河口湖・吉田口登山道の向かって右側、頂上直下から五合目下にかけて、”吉田大沢”という大きな谷があります。
”富士八百八沢”といわれるほど、富士山には谷や沢が多くありますが、吉田大沢は有名な”大沢崩れ”(静岡県側)に次ぐ、大きな谷です。
かつては河口湖・吉田口の下山道として使われており、通称”砂走り”といって頂上から六合目までをほんの数十分で駆け降りれたそうです(現在の下山道は約2~3時間)。
その下山道は、昭和55年夏に複数の犠牲者を出す大規模な落石事故があって閉鎖となり、それ以後現在の下山道につけ替えられました。


今日の夕方4時40分頃。
仕事中だったのでまた写真を撮り損ねましたが、なかなかに広範囲に渡っての落石がありました。
バラバラと乾いた音と共に、斜面全体から煙が上がったように、多数の落石が見えました。
私が今までに見た中では、なかなか大きな落石です。
現在では道もないので、「あー落石」とか言っているだけで済みますが、あの感じが朝の混雑する下山道で起こったらと想像すると、ぞ~っとするものです。
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by kenpyan4 | 2005-08-03 19:41 | 雲上の世界より